サツマイモの育て方はとっても簡単!最初の土選び(堆肥)と途中のいくつかの工程をきちんと踏んでいけば美味しいサツマイモができます!

とにかく土が大事です!まずは土作りから。

まず大事なのは土ですが、その前に何を植えたかということも考えましょう。その前の時期に冬野菜を植えたのであれば、窒素肥料を多用したと思われますので、もみ殻、またはカリウム肥料を散布します。窒素が多すぎると蔓ばかりが育ってしまい、芋が大きくならない「蔓ぼけ」になってしまいます。サツマイモは「肥料はいらない」とは言いますが、まず土がしっかり肥えていることが前提です。サツマイモを栽培する土は水はけがよく、砂質度くらいがよいと言われています。苗植えをする1週間前に、堆肥を混合して畝たて(上記画像を参照:高さ30~40cm、畝幅70~80cm)をしておきます。

苗が届いたら、しおれているように見えましても水にはつけないでください。「根グサレ」をおこします。植えつけは平均気温18℃以上で霜の心配がない時期が適しています。30~45cmの間隔で植え付けし、植え付け後は乾燥するようなら、水やりを十分に行ってください。植え付け後、1週間ほどで根付いて活着します。活着すると元気な苗になります。

・黒マルチと呼ばれるビニールシートで覆うと、土中の水分と柔らかさを保つとともに、雑草よけになります。


蔓葉が生い茂るまで雑草が生えてきます。一番のきつい作業です!

・さつまいもには追肥は必要ありません。肥料を与えすぎると、茎葉が育ちすぎていもの育ちが悪くなります。(これを蔓ぼけといいます。)苗が小さいうちは雑草が生えるので、草取りをしてください。当農園でも手作業でこの作業をやります。腰に負担がかかるし、暑いので一番つらい作業です。初夏の暑い日など大変ですが、美味しいサツマイモを作るためがんばってください!


サツマイモを美味しくするために、蔓返し!

・サツマイモの蔓が伸びてくると、その蔓が地面について根をはってしまいます。これだと、芋の養分が減り、小さく美味しくないものが出来上がります。そのため、根が伸び始める前に蔓を地面から離す「蔓返し」を行います。やり方は、その名のとおり、余分な蔓を地面からはがし、ひっくり返しておくのです(上記写真参照)。これをするのとしないのでは、芋のできに差が出ます。収穫はもう少しです!!


待ちに待った収穫です!

定植から約120日程度で収穫ができるようになります。いもの葉が所々黄色味を帯びてきたら掘り上げ適期となります。試し掘りをして芋の育ちが良ければ、降雨がなく、土が乾いた日に収穫してください。

サツマイモはデリケート!保管期間が大事です!

収穫した芋は土がついたまま、気温12~13℃、湿度80~90%で保管して下さい。サツマイモは1カ月寝かせて成熟させることで、中のβアミラーゼという酵素が活性化し、デンプンを糖に変えることで甘みが増し、ねっとりとした触感を作りだすのです。




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